■12月23日 今日は天皇誕生日、新聞の占いでも、ゆっくり休みなさい、と出ていました。午 後から高校生たちが訪れたので、実験をいっしょにすることになりました。 色の実験セットは、理科好きな生徒が修学旅行の際、東京のお台場にある 未来科学館で購入してきたものです。最初、3人で始めて途中1名が実験に加わ ったので、4人で本格的に実験することになりました。 最初の実験は、三原色を用意するところから始まりました。 そして色を混ぜるとどうなるか、実験しました。 左から1本目の試験管は、青と赤を混ぜたもので、紫が出来あがりました。 左から2本目の試験管は、黄と赤を混ぜたもので、オレンジが出来あがりました。 左から3本目の試験管は、黄と青を混ぜたもので、緑が出来あがりました。 左から4本目の試験管は、青と赤と黄を混ぜたもので、茶色が出来あがりました。 次に色の濃さの実験をしました。 左から1倍希釈、2倍希釈、4倍希釈、6倍希釈、8倍希釈の青の溶液を作製しま した。 濃度が薄くなるほど、青も薄くなるのが分かります。 3番目の実験では、黒を加えることにより、色の変化を観察しました。 先ず、黒を適当な濃度に調整して、黄の溶液に量を変えながら加えました。 実験時点では、あまり色の変化が感じられませんでしたが、こうして写真で見ると、 グラデーションが出来ており、左に行くほど、暗い黄になっているのが分かります。 実験時点では、分かりにくかったので、今度は赤で同じ実験をしました。 この実験では、しっかり色の変化が出ているのが分かります。 4番目の実験では、砂糖水を使った実験を行いました。 10%、5%、3%、1%の砂糖水を用意し、次に赤、黄、青のカップを合計12個用 意して、30gずつ、分けました。そしてそれぞれの濃度の砂糖水を着色しました。 最初は薄めた色の溶液を作りましたが、薄すぎたため、インク自体を砂糖水に入 れて色のしっかりついた砂糖水を作製しました。 そして出来た色の溶液を、濃度が濃い順に試験管に加えて行き、その様子を 観察しました。 その結果、異なる濃度の色水が、混じらない状態で落ち着いているのを観察する ことができました。 右から1番目は、速く入れすぎたために、あまり差がわかりにくかったケースです。 右から2番目は、慎重に入れた結果、下から赤、黄、青の順に砂糖水の濃度が濃 い順に色が下から推移しているのが分かります。 右から3番目は、入れる色の順を変えたものです。黄(10%)、青(5%)、赤(1% )の順に加えました。 右から4番目は、入れる色を調合してから同じ実験を行ったものです。オレンジ(1 0%)、緑(5%)、紫(1%)の順に加えました。 右から5番目は、同じ濃度(3%)の色水を順番に赤、黄、青と加えたものです。同 じ濃度だと、各色が混ざり合ってしまうことが確認できました。 考察としましては、実験は、一人でやるよりも、皆で役割分担してやったほうが 楽しいということです。一人で静かにするものではありませんね。 |