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■5月6日


  しばらく、新しい生徒の対応でブログが更新できていませんでした。予備校部門から

書いていこうと思います。予備校というと、トムの時代は、暗いイメージしかありませんで

した。過酷な環境で、四六時中、監視体制のもと、強制的に勉強させる所。そんな所に

行きたいとは思いませんでした。行ったとしても、自分の個性が全部失われてしまって、

調子を崩して帰ってくることになると思います。成績なんて、伸びる気がしません。よく、

新聞に合格者数を掲載していますが、本当に伸びて合格したのなら、任せたいと思い

ますが、たまたま落ちた生徒が受かっているだけの気がします。


  当塾の予備校部門は、規模こそ2,3名しか受け入れ体制はありませんが、内容は

充実したものとなっております。大学に受かるか、受からないかは、最後になってみなけ

れば分からないのではなく、受験対策をしていて、最初から分かるものです。100%の

努力と効率よい学習が最初からなされていれば、1日1日を勉強に集中するだけで、受

かる自信が湧いてきます。それを、指導記録から見てみましょう。

指導記録A、4月度、OK君のケース

指導記録B、4月度、MO君のケース



  OK君は、文系私立大対策、MO君は、文系国立大対策を進めています。


  OK君は、がんばっていて、3月から指導をスタートしていますが、

英文法対策をほぼ主要な項目は全て学習し終えました。英単語や、英文和訳の作業も

進んでおり、英語に関しては、だいぶん基礎的な能力はこの2か月で完成に近づいてい

ます。後は、センター型の問題を始め、とっつきやすいところから、実践力をつけるトレ

ーニングが待っています。


古文に関しては、3月に重点的に助動詞の演習および単語のトレーニングを実施してお

り、今は、文章を読むトレーニングに入っています。助詞もトレーニングしてもいいので

すが、トムの経験だと、助動詞と単語がしっかり扱えるようになれば、問題を解けるよう

になるので助詞は、最後にとってあります。助動詞の扱いをしっかり文章で練習してから

のほうが、助詞を扱うのもスムーズに行きます。現代文は、ひたすら、短い文章を、しっ

かり集中して読んで解答を導き出すトレーニングを進めています。結構、OK君の場合、

高得点が出ているので、成果があるようです。トムは、現代文だけは苦手だったので、

その当時の経験から、こうしたら伸びると思うメニューを用意していますが、最近、塾で

は好評です。意外とわかっている人が教えるよりも、やりやすいのかもしれませんね。


数学は、OK君が苦手な項目から取り組みたいとのことで、整数や、確率、ベクトル、数

列をトレーニングしてきました。もう、今は実戦形式で、センター型の問題をメインに、一

般入試の問題も交えて演習を進めています。OK君は、3科目を鍛えたいとのことなので

、これら、英語、国語、数学を対策しています。


  MO君は、3月終わりから、本格的な対策に入り、今までに、数学は、二次関数、三角

比、ベクトル、三角関数までトレーニングを進めています。センター型の問題は、今まで

最後まで解き切ったことがなかったそうですが、今回の指導で最後まで初めて解き切り

ました。まだまだ他の項目も苦手意識が強いのでこれから対策を進めていくところです



国語は、先ず古文の文法から対策しています。品詞分解を多めにトレーニングして、参

考書の約40の文章を片っ端から取り組んで、どこにどういった助動詞があるか、把握

してもらってます。また、現代文対策では、キーワードの学習を進めています。

英語は、不定詞、動名詞、分詞、比較といった主要な内容をトレーニングしています。ま

た、英単語や英文和訳、リスニング対策も進めています。もう少しいろいろな項目をトレ

ーニングしてから、実戦の対策も実施していきます。


倫理も、4月中旬から対策をスタートしており、語句暗記とともに、ウェブテストを取り入

れて、二重に学習を進めてます。今の時点で、3分の1くらい進んでます。5月で倫理も基

本的なトレーニングは完成する予定です。

そして、4月末に、地学基礎の対策も開始しています。


MO君も、OK君も、しっかり1日1日を充実して学習に取り組めていると言えます。毎日、

当塾での指導は午前中の2時間だけですが、それぞれの生徒の興味や意欲に合わせ

た内容の対策を毎回聞き出しながら、進めており、しかも一つ一つの対策の内容が濃

いので、劇的なスピードで完成に向かってがんばっています。この分だと、7月には、過

去問対策に本腰を入れて取り組むことができそうです。実践演習が長ければ長いほど

、目標の大学合格に近づけるので、OK君は、早稲田大学、MO君は、名古屋大学をタ

ーゲットとしてがんばってもらってます。少し前までは、まったくかすりもしなかった大学が

、だいぶん近くに見えてきたところです。



  当塾の予備校部門では、生徒に学習を指導するだけでなく、塾業務の手伝いも、毎

日課題を設定して取り組んでもらってます。そうすることによって、大学に進学したときに

、しっかり働ける能力も養われ、不安を持つことなく、しっかり大学生活を楽しめるように

なります。18歳といえば、しっかり活躍できる年齢です。労働の対価を受け取って、自

分の活躍を肌で感じてもらい、無気力になることなく、受験対策を進めて行ってもらって

ます。

  これが、今まで10年間かけて作り上げてきた、当塾オリジナルの予備校部門の指導

システムです。価格も、メインのジャスティスバスターコースでは、月61,000円、手伝いの

対価は、20,000円、しかも、自宅から通っているので、慣れ親しんだ環境で受験対策が

でき、最大限に自分の実力を伸ばせるシステムです。

  あと、模試にこだわる人が多いのですが、トムは高校時代、毎週、理数科で設定さ

れた模試を受けましたが、まったく必要性を感じませんでした。模試って、普通に本屋に

売ってるではありませんか。自分で挑戦して、点数が分かれば、偏差値など出さずとも

、すぐに合格ラインかどうかぐらい、分かります。当塾では、模試は採用しておりません

。本当に必要なら、大阪に気分転換がてら、受験しに行くようにしてもらってます。ボクシ

ングの世界チャンピオンを輩出した名セコンドのエディ・タウンゼント氏は、最後まで選

手に自信をつけることを重視しました。負け試合をさせても、弱気が身につくだけで、ち

っともできるようにはなりません。しっかり普段の学習を積み重ねて、実力がついた上で

、本番、一発勝負が、世界チャンピオンの歩んできた道です。当塾でも、生徒を、世界

チャンピオンを育てるのと同じように、トムがセコンドとなって適切な指示のもと、自信を

つけて受験に挑んでもらいます。