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■2月19日

  


  今日は,生徒のお母さんからのメッセージをお伝えしようと思います.この塾自体,まだ作っている途中で,完成したわけではないので恐縮なのですが,高校の時に,当塾で指導したことが大学に行って今になって役に立ってきたという話です.塾長トムは,科学者の子供として生まれてきて,小さいころ科学の世界にどっぷり漬かっていました.だから国語が苦手ということもありますが(笑),研究の世界で必要なことを教えられてきました.発想力は,子供の時に遊んでおかないといけない,とか,やるんだったら,徹底的にやる,とかです.そこに,英語も必要だってことですね.英語は,世界中の人々とやりとりするツールです.そのため,まず会話ができる必要があります.これは,必ずしも流暢である必要はなく,自分が伝えたいことが相手に伝わる能力があればOKです.そして専門書を読むには,語彙だけでなく,幅広い文法知識が必要になります.文を書いている人が否定の意味で伝えようとしているのに,知識がないと,肯定の全く真逆の意味でとらえてしまうし,文法ルールをしっかり理解しておくことは重要です.確か,この生徒には,高校で英文法をやる意味を,こういうふうに伝えていたと思います.それが,大学で研究に関わるようになってくると,もろに他の大学生と差になって現れてきます.より正確に論文内容がとらえられるほうが,研究室からも喜ばれますよね.実験の手法や,アメリカ製の機械を使うときにも,説明書を英語で読んで正確に解釈する必要が出て来ます.そういったときに,高校で英文法をしっかりやっておくと,問題点がすぐに分かるし,後は専門用語を覚えるだけで大学のセミナーにも参加でき,論文を紹介する側に立っても,恥ずかしい思いをせずに済むのです.
  先を見通した指導が喜ばれているようで,今回は取り上げてみましたが,この塾は完成しているわけではないので,工夫を積み重ねて良い塾を作っていきたいと思います.