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■4月15日

  塾の方も新年度の対策が始まっています.今年の大学受験は今のところ,国立大医学部対策が3名,国立大歯学部対策1名,国立大対策3名と言ったところです.医学部対策も運の要素が強く,いくら塾として完璧に対策をしていても,落ちることがよくあります.国立大対策も同じですが,自分の現在のレベルに対して上を目指していくので,自分のペースを越えたペースで頑張らないといけないのでどうしても精神面で甘々になりがちで,自分を甘やかすことによって,現状維持が精一杯で,その上のレベルに達していないことが多々あります.
  2020年度の入試を振り返ってみると,現役生が結構本人なりには健闘しましたが,高校入学時に頑張っていなかった分が,受験では現れ,医学部合格とはなりませんでした.どうせやるのなら,最初から精進していないと難しいのが国立大医学部というものです.正直,今の学生は,自分でする勉強量が少ないです.やろうと思えば,塾長トムみたいに,塾なんかには行かず,自分で勉強して学校で先生方から指示されたことを忠実に守る,それがホントに自分でやれたという受験対策だと思います.塾に行って皆とだべって終わりという馴れ合いの世界には,決していい結果は生まれません.戦う相手は自分の中にある.成績を見合って,優劣を付け合う.そんなものは,かなり程度が低い.
  しっかりやるということは,自分の中の1分,1秒で絶えず生まれてくる怠け心と対峙することです.この怠け心は,対決する学生皆に起こるものです.自分の一瞬一瞬にその怠け心が芽生える時,一つ一つ楽でない方向に立ち向かっていく時,初めて他人より優位に立つことができます.それが3年間,つまり3年×365日×24時間×60分×60秒繰り返されるのだから,終わりはないです.決して他人と比べたらいけません.そうするとその途端に成長は止まる.これが,塾長トムの一番の受験対策の極意です.