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■2月7日
  大学受験対策がだいぶん落ち着いてきたので,本を見ていました.経営書なのですが,内容が難しいのでいつもちょこっとだけ目を通します.ドラッカーという人が書いているのですが,事業の内容について考えることが重要であると述べています.刻一刻と社会のニーズも変わってきて,顧客の求めるサービスも変わるそうです.それに対応するには,その都度,顧客が求めているサービスを考えないといけないそうです.
  リレイズエクシアの場合,顧客の層がスタート時と今とでは大きく異なります.顧客は現在は国立大や医学部進学を目指す対策を求める生徒と,引きこもりから脱出することをサポートしてもらいたい生徒に大きく別れます.スタート時は,アットホームな指導を求める生徒が主体でした.ドラッカーによると人口構成も大事な要素で,現在の人口構成は,塾長トムが子供のころの3,40年前のベビーブーム時代と異なり,子供の数は少なくなり,学校のクラス編成も40人体制から20人,30人体制に変わってきました.一方,高齢者の数が増加しており,現在の子供たちは,おじいちゃん,おばあちゃんからより手厚い教えを受けるようになってきています.
  そうした中,楽なことを求めるだけではなく,将来力をつけるために,今をもっと充実したものにしたいと思う生徒が増えて来ています.国立大や医学部進学は,中学,高校の日々の充実した学びの先にある成果だと言えます.引きこもりの生徒も,その先には社会に出ていくチャンスをつかみたいという希望のもと,少しでも勉強しやすい環境を求めてきています.
  しかし,そのためには,より高度な知識や考え方を身につけないといけません.当塾のサービスとして,教育の充実とサポートを事業内容とし,より効率的に,しかも,生徒のニーズに対応した受け入れ体制を改善中です.通常の塾のサービスが,ランクBの知識や考え方を身に着けることが目的だとしたら,顧客はその先のもっと高度なランクAの知識や考え方をより効率的に身に着けたいと願っています.また,意欲が出ている時に塾に勉強しに来たいと思っています.現在は,連絡手段がだいぶん発達してスマホでラインやショートメールで連絡を取る環境が整ってきています.画像やファイルまで送れるようになっているので,成績の内容を先生に伝えたり,具体的に改善したいところも伝わりやすくなってきています.
  そうした中,テストが悪かった時に,特に即座に対策してもらいたいというニーズが発生しており,当塾では,できる範囲ですが,対応してきています.その成果なのか,例えば,期末テスト直前に,さっぱり分かっていなかった数学や物理,化学の内容が,ウェブテストや暗記シート,分からない問題の解説のサービスを提供することにより,テストに間に合って感謝される事例が報告されています.別の生徒では,文系なのですが,苦手な数学が8割以上取れて有難がっている例も発生しております.
  ちょっと書いてみるつもりが長くなりましたがw,ドラッカーが考えてほしい事業内容,顧客の求めるものについて書いてみました.まとめると,難しい内容の理解をしたい,やる気がある時に教えてもらいたい,の2点が現時点での顧客が要求する当塾へ求める事業です.