高校物理テスト
100 点満点 ( 合格点 70 点 )
残り時間
重心の運動
なめらかで水平な床上に質量mで長さが ℓ の一様な板ABが置かれている。この板上のA端に乗って静止していた質量2mの人がB端へと床に対して一定の速度vで歩く。図のように床面にx軸をとり、静止していた板のA端を原点とする。
(1)人が板上を歩いている時、床に対する板の速度Vを求めよ。
運動量の保存により
0 = 2m・ + m・
m = 2m V =
(2) 人がA端にいるとき、人と板とからなる物体系の重心の位置xGを求めよ。
このときの板の重心は
x = ―― であるから
xG = 2m × 0 + ・
――
=
――――
=
――
―――――――――――――――――
+――――――
(3) 人がB端に着いたときの人の位置をx1、板のA端の位置をx2とする。このとき人と板からなる物体系の重心の位置xG'をx1とx2を用いて表せ。
このときの板の重心の位置をx3とすると、
x3 = +
―――――――――
より
xG' = ・
+ ・
――――――――――――――――――――― +
= 2m・x1 + m・ +
――――――――
――――――――――――――――――
+
= mx1 + mx1 + mx2
―――――――――――
―――――――――――――――
3m
+ = ――――――――――――― (4) x1、x2をそれぞれ ℓ を用いて表せ。
人と板からなる物体系には、水平方向に外力がかからないので、重心の位置は変わらない。したがってxG = xG'である。
x1 + x2
よって ―――― = ―――――――――
x1 + x2 =
また、板の長さは ℓ より、
x1 - x2 =
連立方程式を解く。2つの式を足して
x1 =
x1 =
――
x2 = - = -
―――――
お疲れ様でした。「採点」ボタンを押して採点してください。