問題
この回路を2つの部分に分けて考える.
電流の向きは自由に設定できる.実際には反対だった場合,の値として出てくる.
ここでは図のようにおいた.
回路2では,I2の向きは回路の向きと反対なのでをつける→B式
回路も自由に設定できる.全体を考えて別の回路のような取り方もできる.
図のような電子回路があり,電池が2つ,抵抗が3つ,つながれている.
キルヒホッフの第1法則により
流れ込む電流=出ていく電流の和
I1=+・・・@ とおく.
キルヒホッフの第2法則により
起電力=電圧降下(抵抗×電流)の和および電池による電圧降下との和
回路1では,3=20+20I2+・・・A と表せる.
回路2では,9=−I2+10・・・B と表せる.
3つの式から連立方程式を解く.
Aより
20I1+20=3−9=−
10I1+10=−・・・A′
10I1=−10−
I1=−−0.・・・A″
Bより
10I3=20+
I3=2I2+0.・・・B′
A″とB′を@式に代入.
−I2−0.=I2+2I2+0.
−1.20=I2
I2=−0.
最初にI2の向きは仮においているが,反対の場合はこのようにマイナスで表される.
A″より I1=−(−0.)−0.30=
B′より I3=2×(−0.)+0.90=−0.+0.90
=0.
よって I1=(A)で,電流は流れない.
I2は向きが反対で時計回りで0.(A).
I3も0.(A)である.つまり回路2のみで電流が流れる.
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