4 生物群集
A生物群集
ある一定地域に生息する生物の個体群をひとまとめにしてという。 は,(動物の個体群の集まり)と(植物の個体群の集まり)に分けられる。
B生態的地位と共存
生物群集の中で、 ある生物は特定の生態的地位(ニッチ)を占める。異なる地域の生物群集において、同じ生態的地位を占める生物どうしでは,や行動が似通っている場合があり,そのような生物どうしをという。 1つの生物群集の中で生物ができるのは, 生態的地位を分けているからである。
5生態系における物質生産
A生態系における物質生産
(1) 物質生産と生産構造
生産者が光合成によって行う有機物生産の過程やその結果としての量をという。また, 物質生産という面から見た植物群集の構造をという。
(2) と
生産構造は, 植物を一定の厚さの層ごとに切り分け, 各層ごとに器官(葉) と器官(葉以外の茎や花・種子など)の質量と相対照度を測定する方法()によって調べられる。その結果を表した図をという。
(3) 広葉型とイネ科型
植物の生産構造は広葉型とイネ科型に大別される。
葉が水平に茎の上部につく型では, 光がでさえぎられて群集の内部には十分に届かない。
また,一般に器官に比べて器官の割合が、有機物生産にとはいえない。しかし, 他の植物より丈が高ければ,おおいかぶさってをうばい取ることができる。
細長い葉が斜めに立ち上がる型では, 群集のまで光が届く。また,器官に比べて器官の割合がので,有機物生産にはである。