B生態系における物質収支
(1) 生産者の生産量と成長量
一定面積内に存在する生物体の量をという。
光合成によってつくりだされた有機物の総量をといい, 総生産量から植物自身ので消費された有機物量を差し引いたものをという(@)。
一定期間内には,動物に食べられたり (), 枯死したりする葉・枝 ()などがあるので,生産者が一定期間に成長した量()は, 次のように表すことができる(A)。
純生産量=− …@
成長量=−(+) …A
(2) 消費者の同化量と成長量
消費者のは,消費者が捕食によって体内に取りこんだもの()のうち,不消化のまま排出された量 ()を除いたもの(B)。
一定期間内には, より高次の消費者に捕食されたり(),病気などで死んだり ()するので,一次消費者が一定期間内に成長した量()は次のようになる(C)。
同化量=−…B
成長量=−(++)…C
参考 生態系における生物の役割
@ 生産者 からを合成する生物。 光合成を行う植物などが含まれる。
A 消費者 生産者が合成したを直接または問接的に取りこんで栄養源とする生物。植物を直接食べる食性動物を消費者,植物食性動物を食べる食性動物を消費者という。
消費者のうち生物のや排出物中の有機物を無機物に分解し, が再び利用できるようにする生物を特にという。