Cさまざまな生態系における物質生産
(1) 森林
林では純生産量は増加していく。林になると総生産量がほぼ一定になるが、総呼吸量がするため, 純生産量はしていく。
補足
一般に,熱帯多雨林などの森林のは大きい。しかし, 熱帯ではが高く, も大きくなるので, 純生産量で比べると,熱帯多雨林も針葉樹林も草原もそれほどはない。
(2) 水界
おもな生産者は植物プランクトンである。
@
光はに応じてしだいに弱くなる。総生産量とがつりあって純生産量が0となる深さをという。
A 生産層と分解層
水面から補償深度までの層をといい, それより深いところでは生産量より分解量が大きいのでという。
(3) 地球全体
地球の面積の約 %を占める陸地で,全体の約/の有機物が生産されている。
D生態系におけるエネルギーの利用
(1) エネルギー効率
@生産者のエネルギー効率
生産者の光合成によって利用される光エネルギーの利用効率で,ふつう, 次のように表される。
生産者のエネルギー効率(%) = /に入射したの光エネルギー量×
A消費者のエネルギー効率
食物連鎖の各栄養段階で,次のように表される。
消費者のエネルギー効率(%) = 栄養段階の/栄養段階の×
の栄養段階ほど,エネルギーの利用効率は大きくなることが多い。
(2) 生産カピラミッド
生産者によって生態系に取りこまれたエネルギーは栄養段階が上がるにつれてしていく。一定期間内に獲得されたエネルギー量の棒グラフを下位のものから積み上げたものをという。