参考 生きている化石
過去に繁栄した原始的な生物が現存する場合, 生きている化石という。この中には, イチョウや(植物と種子植物の中間段階), (魚類と類の中間段階), (類と哺乳類の中間段階)のように, 進化の過程を考える手がかりとなる生物が多い。
C人類の出現と進化
(1) 霊長類の出現と進化
晴乳類の中から森林の生活に適応したが出現した。霊長類は次のような特徴をもつ。
① 四肢の5本の指が独立して動く,, …枝などがつかみやすい。
② が顔の前面につき,できる範囲が広い…感が発達した。
③ よりもが発達…脳の受け取る情報量が増し, の発達が促された。
(2) 類人猿から人類へ
新生代新第三紀のはじめ,霊長類からが現れた。
[例] 現生の類人猿…テナガザル類, オランウータン, , チンパンジー, ボノボ
類人猿の中から歩行を行うが現れた。歩行に伴って,次のような形態・機能の変化が起こった。
・前肢をさまざまなに使うことができるようになった。
・後肢にができ,に適するようになった。
・姿勢で内臓を支えるため, が短く, なった。
・大後頭孔が頭骨のに位置し, 脳が重くなることが可能になった。
さらに、道具の使用や言語の使用によって大脳の発達が促された。