問題 1.
:この世のすべての事物はつねに変化しており,何ひとつとして
永遠なものはないという,仏教の縁起説に基づく世界観
():この世に無常を感じて武士の身分を捨て,旅と
歌に生涯を送り,歌集「山家集(さんけしゅう)」を残した平安末期の歌人
:ものごとに感動したときの「ああ,はれ」という言葉を語源と
する,平安時代の美意識を言う.
():権力争いの中に無常を感じ,
神官職を捨てて出家・隠遁(いんとん)の生活に入り,移り行く世の
はかなさを随筆に書き記した鎌倉初期の歌人
():「行く川の流れは絶えずして,しかももとの水に
あらず」という,無常観に満ちた書き出しで始まる鴨長明の随筆集
():動乱の世の中で人間と社会を
鋭い目で観察し,それを思いつくままにつづった鎌倉末期の随筆家
():日々の出来事を心のおもむくままにつづった,
無常観と独自の美意識で貫かれた吉田兼好の随筆集
問題 2.
():平安時代の田楽や猿楽をもとに,室町時代に
生み出された舞台芸能
():「」によって能楽理論を展開すると
同時に,父,観阿弥(かんあみ)とともに能楽を大成した室町時代の人物
():元来,禅宗の深淵かつ微妙な様子を
あらわす言葉で,世阿弥によって華やかさの中に余韻とを
本質とするの美意識とされた言葉
():墨の濃淡によって人物や自然の風物を描く
水墨画の大成者とされる,室町時代の画家

():茶の湯ともいい,によって伝えられた
茶と喫茶の風習が,一定のをもったとして成立したもの
:豪華な書院の茶に対して,簡素な草庵でたしなむ茶を
提唱した安土桃山時代の茶人

茶室
:元来,もの悲しく心細いさまを意味したが,
転じて・静寂()を特質とする茶の心とされた
問題 3.
():に一度だけ相まみえるという,
茶会の
:の供花が用に変化したもので,
草花を美しく生ける技術とその作法
:諧謔()をうたう従来の発句を俳諧という
にまで高め,にあこがれて幾度も旅をし,
多くの作品を残した江戸時代の俳人
:元来,物質的な感を表す言葉で,静寂さの中の
枯淡のをあらわす,(わび)とならぶ芭蕉俳諧の
特質をなす
:越後出雲崎の出身の曹洞宗の禅僧で,木鉢と
錫杖()をたずさえて()を
行いつつ,子供やに寄せる歌を作った江戸中期の人物

錫杖 木鉢
問題 4.
:念仏踊りなどを基礎として,出雲の阿国によってはじめられた
歌と舞いとを一体化した舞台芸能
:世間や人情に通じたわかりの良さのことを,
江戸時代の町人たちがこう呼んだ
(石庭):白砂と石組みとで閑寂・な自然を表現した,
室町時代の様式

かいぎゃくとは,や面白みがあること
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