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有機化学テスト

毒物1

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問題

シアン化 
体 性,沸点.7℃

ドイツで製造されていたツィクロンBは、本来は室内などをシアン化水素で燻蒸して、殺虫を行うためだった。 日本でも同時期にサイロームの名で同種の製品が存在し、ミカン農家などで使われた。 ただ、ヒトに対する毒性が強いため、農薬用途での使用はかつてより減った。 一方で、現在でも、輸入食品の燻蒸に使用されている。これにより、侵略的外来生物の侵入を防ぐなどの狙いがある。

未熟なウメ(青梅など)に含まれる毒成分は、シアン化物である。

ウメやアンズカシューナッツビワなどバラ科植物の果実には、 青酸配糖体であるアミグダリンプルナシンが含まれている。未熟な種子に含まれるエムルシン、 または動物の腸内細菌が持つβ-グルコシダーゼといった酵素によって、 青酸配糖体が加水分解され、糖とアルデヒド、そしてシアン化水素を生成する。 なお、これは胃酸によるシアン化水素の遊離や、ヒトの消化酵素による反応ではない。

シアン化水素の毒性は非常に高いが、 アミグダリンなどの経口摂取によって、ヒトが中毒症状を呈するには、こうした果実や種子の大量摂取を必要とする。 例として、アンズの種子を20個から40個を摂取した結果による重症例が知られる。 また、アミグダリンは果肉と比べ、より種子に多く含まれているため、 種子を噛み砕かない限り中毒症状を引き起こす可能性は低い。幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされる。

なお、杏仁豆腐に使用されるアンズの種子は、熟してエムルシン濃度が低下した物を粉に挽き、 水に晒してアミグダリンを除去するなどの工程を経ている。 また、大部分の市販品はアーモンド粉と寒天等、代替品を使用している。






化カリウム(青酸カリ) 
体 

シアン化合物はカリウム塩とナトリウム塩が主に利用され、日本の場合、シアン化ナトリウムでは年間約3万トンが生産されている。

  • 冶金:青化法(1890年開発)による低品位鉱や廃材からの金、銀類の抽出。細かく砕いた金銀鉱石をシアン化カリウム溶液に投入、鉱石中の金・銀をシアン化カリウムと化合させた後、液体と固体(鉱滓)を分離。金・銀を含む液体に亜鉛粉末を加えて、金・銀を分離沈殿させる。回収した金・銀は冶金され、青金と呼ばれる金・銀の合金の地金として出荷される。ただし、このままでは商品として流通せず、金と銀を分離させる精錬が必要である。
  • 鍍金:電解メッキ法のひとつである青化浴は、金、銀、銅、亜鉛、真鍮、カドミウムなどでのメッキに古くから利用されている(シアン化物を使わないジンケート浴、酸性浴への置換が進んでいるが、なお主流)。
  • 写真銀板写真の銀メッキや青写真。現代のフィルム製造や現像にはシアン化物はほとんど使われていない。
  • 漁業:川や海にシアン化物を流す「毒物漁法」。当然環境に有害だが、国によっては観賞魚捕獲等に多用されているという。
  • 分析試薬:硬度滴定などで、妨害イオンをマスキングするために使用される。
  • 合成:樹脂や医薬品、農薬の合成材料や安定剤として需要がある。
  • 昆虫標本バッタなどの標本を作るときに使うと、標本の色が抜けにくくなる。

なお、シアン化カリウム(青酸カリ)はフィクションなども含めて毒物として有名であり、一般的な物質であるかのように思われる傾向があるが、産業的にはシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)のほうが利用量が多く、工場などにありふれている。

摂取して胃酸と反応するとアーモンドまたはオレンジ臭、アンズ臭、臭を発するという。ここでいうアーモンド臭とは、収穫前のアーモンドの臭いであるが、遺伝的に半数の人は感知できない[4]。また、シアン化カリウムは、空気より軽く高い揮発性を有するため、効果的濃度以上であれば高い殺傷力を有するが、それ以下では効果がない[4]

青酸カリによる中毒死体の特徴として、鮮紅色の死斑が見られるほか、主な病変として流動血、肝腎細胞の混濁腫脹、漿膜下の出血斑、粘膜下の充血や出血、肺肝脾腎の鬱血といった共通病変が見られる[5]

前述の通り、青酸カリは昆虫標本の作製などに用いられ、薬局や文房具店で比較的容易に入手できたため、その威力が分かると青酸カリ自殺が流行した[6]。昭和11年1月10日付けの読売新聞には「昨年十一月浅草の校長毒殺事件が起って以来といふもの猫も杓子も『自殺は青酸加里……』といふことに相場がきまってしまった」と書かれたという。






化ナトリウム(青酸ソーダ) 
体 

鍍金(めっき)ほか、工業的に広く用いられる。

  • 1980年昭和55年)10月1日愛知県大府市溶接工事の火花が、シアン化ナトリウムなどが保管されている倉庫周辺にあった発泡スチロールに着火し、倉庫に延焼した。有毒ガスの発生により、市民8000人が避難した
  • 炭酸ガスアーク溶接用ワイヤーの製造事業所のメッキ工程において、被災者がシアン化ナトリウムが付着していた床面に塩酸が含まれる廃液を捨てた為シアン化水素が発生した事故では、被災者はシアン化水素ガス中毒の為、意識不明に陥り、2週間入院した
  • 2015年8月12日中華人民共和国天津市の倉庫で大規模な爆発事故が起こり、シアン化ナトリウムが流出した。倉庫には、硝酸アンモニウム約800トン、硝酸カリウム約500トン、シアン化ナトリウム類約2,000トンなどが保管されており、消防隊による化学物質への無計画な放水が、爆発の原因になった。爆発の影響で、避難所となっていた小学校にいた住民たちが、再度避難することになった。また、救援作業中の部隊は、爆発現場の半径3キロメートル以内から緊急避難するよう命令された
  • 2019年令和元年)10月19日令和元年東日本台風(台風19号)による阿武隈川氾濫により、福島県郡山市富久山町めっき及び化成処理加工会社の第2工場が浸水、同工場内の廃液槽から溢れた汚水は工場外に漏洩流出し、同工場の外周の側溝から、排出基準の150倍を超えるシアン化ナトリウムが検出された






化ナトリウム 
体 

アジ化ナトリウムには防腐剤・園芸用殺菌剤・医薬品原料・農薬原料・起爆剤など、さまざまな用途がある。かつては、その爆発・分解性を利用して自動車エアバッグを窒素ガスで膨らませることに用いていたが、日本では人体・環境に配慮して、2000年より使用が撤廃された

食物に砒素を混入した和歌山毒物カレー事件が起きた1998年夏から秋にかけて、新潟三重愛知京都でポットの湯などにアジ化ナトリウムが混入される事件が相次いだ。薬品のずさんな管理体制が明らかになった一連の事件を受けて、厚生労働省は1999年に毒物及び劇物取締法により、アジ化ナトリウムを毒物に指定した

消防法において、第5類危険物(自己反応性物質)に属する。因みに、アジ化ナトリウムは、加熱すると分解し第3類危険物(自然発火性物質・禁水性物質)である金属ナトリウム(Na)を生じる。







(ひそ) 
体 半

生物に対する毒性が強いことを利用して、農薬、木材防腐に使用される。

III-V族半導体であるヒ化ガリウム (GaAs) は、発光ダイオードや通信用の高速トランジスタなどに用いられている。

ヒ素化合物であるサルバルサンは、抗生物質ペニシリンが発見される以前は梅毒の治療薬であった。

中国医学では、硫化ヒ素である雄黄雌黄はしばしば解毒剤、抗炎症剤として製剤に配合される。

単体ヒ素およびほとんどのヒ素化合物は、人体に対して非常に有害である。特に化合物は毒性の強い物が多い。また、単体ヒ素はかつては無毒もしくは弱毒とされていたが、現在ではかなりの猛毒であることが確認されている。

ヒ素およびヒ素化合物は WHOの下部機関IARCより発癌性がある(Type1)と勧告されている(後述)。飲み込んだ際の急性症状は、消化管の刺激によって、吐き気嘔吐下痢、激しい腹痛などがみられ、ショック状態から死亡する。多量に摂取すると、嘔吐腹痛、口渇、下痢浮腫充血、着色、角化などの症状を引き起こす。慢性症状は、剥離性の皮膚炎や過度の色素沈着、骨髄障害、末梢性神経炎、黄疸腎不全など。







三酸化二(三酸化,無水酸,酸) 


毒性を利用して殺鼠剤殺虫剤農薬などに利用されているが、安全性や環境面の問題から使用は減少傾向にある。

工業的に金属ヒ素やヒ素化合物を製造する際の原料(前駆体)となっている。

宮崎県高千穂町にあった土呂久鉱山では、亜ヒ酸製造によって鉱害が起き、多数の死者を出した。鉱山を経営していた会社は、裁判で責任を全く認めず、最終的に和解金を払うことで被害者と和解した。







潮解性:化合物が空気中のを吸って性質








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