高校生の指導テクニックを示してみましょう。

  高校内容になると、一気に中学の10倍くらいに暗記すべき量が増えてしまいます。

  ・英語は、英文法(助動詞、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、比較、話法、仮定法、否   定、強調、倒置、省略、名詞構文)、英単語(2000〜4000語)

  ・化学は、酸化還元半反応式、電池、電気分解、無機化学(典型元素、遷移元素)、    有機化学(脂肪族炭化水素、脂肪族鎖式化合物、芳香族化合物、繊維、樹脂、糖、   たんぱく質)

  ・生物は、細胞、発生、遺伝、生体のメカニズム、動物行動、生体防御、ホルモン、代   謝、呼吸、消化・吸収、光合成、細菌の同化、生物の進化、分類学、生態学

  ・地理は、地図、地形、気候・土壌・植生、人々の生活、農牧業、林業と水産業、鉱工   業、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、北アフリカ、中南アフリ   カ、ヨーロッパ、ロシア、アメリカ、カナダ、中南アメリカ、オセアニア、両極地方、日    本、地域調査、村落と都市、消費行動、余暇活動、観光産業、国際化、貿易、交通   、通信

  ・国語は、現代文キーワード、漢字、古文単語、古文文法助動詞活用、助詞、漢文句   法、漢文語句、文学史

こういった内容を暗記していくには、効率よく覚えられるように、暗記シートの作成が欠かせません。
  暗記シートがどういったものかというと、例えば、パソコンの表作成ソフトエクセルを使った単語リストが挙げられます。



これは古文文法助動詞活用の暗記シートです。先ずは、上のシートのように、助動詞の活用表、動詞の接続活用形、特記事項、意味を順番に枠を設置して並べています。



文字色は、カラフルにして、飽き防止を図ります。このほうが、制作していても、楽しいです。問題集では、色彩を省いて白黒もしくは赤を取り混ぜている程度の色彩の少なさで、学習意欲をかきたててはくれません。弁当でも色彩にこだわりますから、暗記シートも色彩にこだわって、デザインしています。



  次にコピーペーストを用いて、エクセルシート2ページ目を作成します。これがパソコンのいいところです。一瞬で、コピーペーストにより、2ページ目が出来あがります。そして覚えたいところの文字色を変更して白色にします。すると上の写真のように、書き込めるようになります。1ページ目は答えにして、2ページ目を暗記用シートとして用います。



実際に、パソコンで制作している様子です。基本的にマックで制作しています。マックは、もともとオペレーションシステムをビジュアル化した会社のアップル社のパソコンで、OSも、いたる所で特許が取られているため、ウィンドウズにはない使いやすさが備わっています。塾長トムは、実は30年近いマックユーザーで、最初のマック+から使い続けているつわものだったのです。
  こうしてできた暗記シートは、プリンターでコピーして3枚ずつくらい印刷して直接書き込んで使用しています。作る楽しみもあるし、将来研究者になったら、パソコンはがんがん使うようになるので、今のうちからやっておいたほうが優位に立てるでしょう。








漢文の句法も重要な暗記項目の一つ。


資料1


資料2


資料3




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自主学習テクニック