弱塩基の電離平衡

アンモニアのケース


NH３＋H２O ⇄ NH４^＋＋OH^－

ここではH２Oは量が多いので電離平衡の式には組み入れない．


平衡定数Kｂとする．ｂはbase： 酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ 由来，ａはacid： 酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ 由来


濃度ｃ，電離度αとすると

	[NH４＋][OH－]
Ｋｂ＝	————————
	[NH３]

			ｃα２
	酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ ・ 酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４
＝	—————————	＝	—————
	ｃ( 酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ )		１－α

となり，弱酸の電離平衡の式と変わらない．

α＜＜１のときは

	ｃα２
		＝  酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ ２
Ｋｂ≒	—————		となる．
	酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４

[OH^－] ＝  酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４  となるので

Ｋｗ：水のイオン積

[Ｈ＋] ＝	酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４
	—————
	酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４

Ｋｗ＝１.０×１０^－１４




ｐＨ＝－log１０[Ｈ^＋]

	１.０×１０－１４
＝－log１０	————————
	酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４

＝ －log１０１.０×１０^－１４＋log１０ｃα


＝  酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ ＋log１０ 酸 塩基 Ｋｗ ｃα １－α １ ２ １４ －１４ となる．

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