高校化学テスト
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溶解度積Kspは,ができる物質で考える.
spはsuspension(漂う物質)から来ている.
塩化銀AgClは色沈殿する.しかし,一部はAg⁺とCl⁻に電離している.この濃度の積がAgClの積である.
Ksp=[Ag⁺][Cl⁻]=1.6×10-10
例えば,[Ag⁺]=4.0×10-4(mol/L)の時,
×10-10 Ksp [Cl⁻]= ————— = ————————————— [Ag⁺] ×10-4
=0.4×10-6=×10-7(mol/L)となる.
もし,[Ag⁺]と[Cl⁻]をかけてKspの値,1.6×10-10より場合,沈殿はできず,全て溶けている状態になる.
例えば,[Ag⁺]=2.0×10-6(mol/L)で
[Cl⁻]= 2.0×10-6(mol/L)の場合,
[Ag⁺][ Cl⁻]=×10-12となり,
不等号
×10-121.6×10-10より塩化銀は
全て水溶液中にいる.
ここにNaCl,2.0×10-2(mol/L)を加えると,
一気に塩化物イオン濃度[Cl⁻]が上がり,塩化銀はするようになる.
[Cl⁻]≒×10-2
[Ag⁺][ Cl⁻]= ×10-6×2.0×10-2
不等号
=×10-8Ksp=1.6×10-10
このように,塩化銀の[Cl⁻]が低くても,別の化合物のNaClを供給することで[Cl⁻]が上がり,沈殿に影響することをイオン効果という.
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