問題 1.
亜鉛(Zn)
製法:原料の鉱(主成分)などを物にして,で還元して得られる.
性質:色をおびた融点の比較的金属で,など合金の成分,乾電池,として用いられる.
元素で,酸とも塩基とも反応する.
問題 2.
酸との反応
Zn+2HCl→+H2↑
塩基との反応
Zn+2NaOH+→Na2[Zn4]+H2↑
問題 3.
亜鉛の化合物:
酸化亜鉛
亜鉛を燃焼させると,色粉末の酸化亜鉛となる.
亜鉛ともよばれ,色顔料や医薬品に用いられる.
酸化物で,水に溶け.
水酸化亜鉛
亜鉛イオンZn2+を含む水溶液にアンモニア水などの性の水溶液を加えると,色の状の水酸化亜鉛Zn2が沈殿する.
Zn2++2OH−→Zn2↓
問題 4.
水酸化亜鉛は,両性水酸化物で,酸とも塩基とも反応する.
酸との反応
Zn(OH)2+2HCl→Zn2+2H2O
塩基との反応
Zn(OH)2+2NaOH→Na2[Zn4] (色水溶液)
水酸化亜鉛の沈殿にさらにアンモニア水を加えると,沈殿は溶け,無色の水溶液となる.
Zn(OH)2+4NH3→[Zn4]2++2OH− (色水溶液)
これは,両性元素の中ではだけの反応なので覚えておく.
Al,Sn,Pbはアンモニア水を過剰に加えても水に溶け.
水酸化ナトリウム水溶液を過剰に加えた場合は,Al,Zn,Sn,Pbともに水に溶け.
また,アンモニア水を過剰に加えて溶ける金属には,,Agがある.
Cu(OH)2+4NH4+→[Cu(NH3)4]2−+2OH−
+2NH4+→[Ag2]++H2O
硫化亜鉛
亜鉛イオンを含む水溶液を弱性または中性にして,硫化水素を吹き込むと,白色の硫化亜鉛の沈殿が生じる.
Zn2++S2−→ZnS(色沈殿)
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