古文単語テスト
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御くだ物まゐりなどして,御前にもまゐらせたまふ.作者→
大納言の伊周(これちか)様は果物を召し上がったりして,中宮定子様にもなさる.
藤氏の殿ばら,皆,この御神に御幣(みてぐら)・十列奉りたまふ.語り手→
藤原氏の殿方は,皆,この春日の神にお供えの御幣を十本なさる.
また,その頃,いとかしこき巫女(かんなぎ)侍りき.語り手→
また,その頃,たいそう優れた神託を伝える巫女がた.
むかし,二条の后(きさき)に仕うまつる男ありけり.作者→
昔,二条の后,藤原高子に男がいた.
帝の,のたまひける.作者→帝
帝が,た.
泉の大将,故左のおほいどのにまうでたまへりけり.ほかにて酒などまゐり,酔ひて,夜いたくふけて,ゆくりもなくものしたまへり.作者→泉の大将
泉の大将,藤原定国が,亡くなった左大臣,藤原時平の所へ参上なさった.よそでお酒などを召し上がり,酔って,夜がたいそう更けて,不意においでになったのだった.
かくて鎌足のおとどは,天智天皇の御時,藤原の姓たまはりたまひし年ぞ,うせさせたまひける.語り手→
こうして鎌足の大臣は,天智天皇の御代に,藤原の姓をなさった年に,お亡くなりになったのだった.
よくよく,たれもたれも聞し召せ.語り手→
よくよくどちらの方もください.
御前より,内侍(ないし),宣旨(せんじ)うけたまはり伝へて,大臣参りたまふべき召しあれば,参りたまふ.作者→御前
桐壺の帝から,内侍が宣旨をして伝達して,左大臣が参上なさるべきお呼びがあるので,参上なさる.
式部大輔(しきぶのたいふ)実重(さねしげ)は賀茂へ参る事ならびなき者なり.作者→
式部省の次官実重は賀茂神社に参詣(さんけい)することが,この上ない人である.
内に奏しはべりてを.語り手→
に申し上げましたうえで.
院などに参りて,いととうまかでなむ.話し手→
桐壺院などに参上して,すぐにすることにしましょう.
むかし,西院の帝と申すみかどおはしましけり.作者→西院の帝
昔,西院の帝と天皇がいらっしゃった.
帝召してけり.作者→帝
帝が采女(うねめ)をお呼びになった.
厨女(くりやめ)のいと清げなるが,さし出でて,「なにがし殿の人や候ふ」など言ひたるをかし.厨女→
料理女のとてもこぎれいなのが,出てきて,「何々様のお伴の人はしているか」などと言うのも趣がある.
御前には啓しはべりぬ.話し手→御前(東宮)
東宮様には源氏の君のお言いつけをました.
むかし,おほきおほいまうちぎみと聞ゆる,おはしけり.作者→
昔,太政大臣,藤原良房と方がいらっしゃった.
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