問題
次の助詞の用法及び意味を選びなさい。
(1) 雀の子を犬君が逃がしつる。
(〜)
雀の子を犬君逃がしてしまった。
(2) 日暮るるほど、例の集まりぬ。
(〜)
日が暮れるころ、いつもの集まった。
(3) 人の怪しみ見る事限りなし。
(〜)
人怪しんで見ることはこの上ない。
(4) 風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
(〜)
風音や、虫音などは、また言うまでもない。
(5) 兼久がはわろかるべきぞ。
(〜)
兼久はよくないはずだ。
(6) 扇のにはあらで、海月(くらげ)のななり。
(〜)
扇ではなくて、海月のようである。
(7) これ隆家が言にしてん。
(〜)
これは隆家言葉にしてしまおう。
(8) いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。
(〜)
あまり尊い身分ではない方、たいそう天皇に寵愛されなさる方があった。
(9) 白き鳥はしと足と赤き、鴫(しぎ)の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。
(〜)
白い鳥くちばしと足とが赤い鳥で、鴫の大きさである鳥が、水の上で遊びながら魚を食べる。
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