問題
次の助詞の用法及び意味を選びなさい。
(1) 月出づれば、出で居つつ、嘆き思へり。
(〜)
月が出ると、外に出てすわっ、思いなげいている。
(2) 女はこの男をと思ひつつ、親のあはすれども、聞かでなむありける。
(〜)
女はこの男を(夫に)と思い、親が見合いをさせるけれども、言うことをきかないのであった。
(3) 水の上に遊びつつ魚を食ふ。
(〜)
水の上で遊び魚を食う。
(4) 膝もとに置きつつ、食ひながら書をも読みけり。
(〜)
膝もとにおいては、食い書物をも読んだ。
(5) わが子の仏、変化の人と申しながら、ここら大きさまで養ひ奉る志おろかならず。
(〜)
わが子であるあなたよ、変わった人だとは申し上げる、こんなに大きくなるまで育て申し上げる愛情は並々ではない。
(6) すべて折につけつつ、一年ながらをかし。
(〜)
全部季節に応じて、一年趣深い。
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