問題 1.
次の和歌の技法を選びなさい。
1.春すぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山
作者:
意味:春が過ぎて夏が来てらしい。夏になると真っ白な衣を干す天の香具山なのだから。
語法:、場所:
2.あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながしき夜を ひとりかも寝む
作者:
意味:山鳥の尾の、その垂れ下がった尾が長々しいように、
の長々しい夜をで寝ることになるのだろうか。
語法:、場所:
、場所:
、場所:
語句:ひとりかも寝む:を象徴する表現。
3.田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ
作者:
意味:田子の浦に出てみると、真っ白な富士の高嶺に
しきりに雪が降っている。
語法:、場所:
語句:雪は降りつつ:な雰囲気が加味されている。
問題 2.
4.わが庵は 都のたつみ しかぞすむ
世をうぢ山と 人はいふなり
作者:
意味:私の庵は都の東南にあって、このように心のどかに
暮らしている。だのに、私がこの世をつらいと思って逃れ
住んでいる宇治山だと、世間の人は言っているようだ。
語法:、場所:のと
切れ
5.花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
作者:
意味:桜の花はむなしく色あせてしまった。春の長雨が
降っていた間に。――私の容姿もすっかり衰えてしまった。生きていることのもの思いをしていた間に。
語法:、場所:のと
、場所:のと
切れ
6.これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
作者:
意味:、これから旅立つ人も帰る人も、知っている人も
知らない人も、別れてはまた逢うという、逢坂の関なのですよ。
語法:、場所:のと
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